『キリクと魔女』や『プリンス&プリンセス』など、独自の世界観を繰り広げてきたミッシェル・オスロ監督。フランス・アニメーション界の第一人者として活躍している彼の最新作は異文化の融合をテーマにした『アズールとアスマール』。青い瞳と白い肌を持つアズールと黒い瞳に黒い肌のアスマールが幼い頃に聴いた乳母の子守唄を頼りに、“ジンの妖精”を探す旅に出る物語だ。作品についてオスロ監督に話を聞いた。
「私の仕事は観客を案内すること――旅先案内人とでも言いましょうか」と言うオスロ監督は『アズールとアスマール』について「伝えたいことはいろいろありますが、90分間を楽しんでもらうことが一番大事」だと言う。
◆最新production情報は・・・productionランキング「映画のイメージの源になったのは、自分の身の回りにおける問題です。富裕層と貧困層、西洋の人と東洋、中近東の人たち。現代における社会のそういう構図です」。
本作の舞台は中世のイスラム世界。北アフリカのマグレブ地方(現在のモロッコ、チュニジア、アルジェリア)がモデルになっている。
「一見対極に立っている2人が、実は、話し合えば言葉の壁すらも魅力の一つになって分かり合えるということを説明するために、北アフリカという場所を選びました。フランスに住んでいる移民の大半は北アフリカ出身なんです」。
「北アフリカを舞台にすることによって、あまり知られていないイスラム文化、華やいでいた時代をスムーズに見せることができた」という監督...
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